同じ行動が脳の使い方で相手の脳の働きガラッと変える!?

脳磨き探求2026年10月25日

同じ行動が脳の使い方で相手の脳の働きガラッと変える!?

この回の書き起こし

職場で部下のミスを指摘した時、相手が急に防御的になってその場の空気が凍りついたみたいな経験、あなたにも一度はあるんじゃないでしょうか?本当によくある光景ですよね。指摘している内容自体は論理的に正しいのになぜかチームの溝が深まっちゃうっていう。

そうなんですよ。今回の今日の脳磨き探求では、脳科学者で脳磨きの提唱者でもある岩崎一郎さんとパートナーのクレアさんの実例をもとにこの謎を掘り下げていきます。ここでの最大のミッションは記憶力とか論理的思考といったいわゆる認知能力よりも人とつながる力とか気持ちを整える非認知脳力をなぜ先に高めるべきなのか、それを解き明かすことです。

この非認知脳力が先っていう順番を間違えるとどんなに優秀な人たちの集まりでもチームは機能不全に陥ってしまいますからね。でもちょっと待ってください。企業って普通論理力とか計算力を重視して人を採用しますよね。

なんで感情とかつながりのような非認知の方が先なんでしょうか?そう思いますよね。その答えはお二人の実際のダブルチェックのエピソードに隠されているんです。

ダブルチェックですか?昔の岩崎さんは相手の間違いを絶対に見つけてやるぞっていう個分離施行でチェックをしていたそうです。相手のミスを突き止めて正そうとするアプローチですね。

そうなんです。でもそれをされると人は何か責められていると感じて反発しちゃうんですよ。確かに嫌な気持ちになりますよね。

ですよね。だから岩崎さんは現在お互いの苦手を補い合って共通の目標、つまり大義に向かって進むっていう共同体施行でダブルチェックを行うようになったんです。大義ですね。

クレアさんのメールをチェックするときも間違いを暴くのじゃなくて2人でより良いものを作るためにフォローし合うんです。結果的にそれで心が一つになるとおっしゃっています。なるほど。

なんかそれミスの荒探しをする検視官から一緒に目的地を目指す副操縦士に変わったみたいですね。まさにその通りです。すごくわかりやすい例えですね。

でも自分が普段どっちの態度を取っているかって無意識だから気づきにくいじゃないですか。自分が検視官になっていないか現在地を知るにはどうすればいいんでしょう。実はそれを客観的に測る第一歩があるんです。

12の問いに答えると自分のリーダーシップの型とチームへの響き方がわかる診断があるんですよね。そうそう、それです。自分では良かれと思っていた指摘が実はチームを萎縮させていたかもしれないってハッとさせられました。

そうやって自分の現在地を知ることが脳磨きの出発点になりますからね。そしてこの副操縦士のような関わり方を意識して実践していくと脳内ネットワークの繋がりの変化が起きるんですよ。意識的な思考だけじゃなくて共感や感情を司る無意識の領域までネットワークが進化していくんです。

それってどういうメカニズムなんですか?あの検視官みたいにミスを追求する関係性だと脳が攻撃されているって認識してストレスホルモンが出るんです。つまり脳幹レベルで生存モードになっちゃうんですね。

なるほど。だから相手は防御的になるんですね。まさにその通りです。

逆に相手をサポートしようとすると心理的安全性が高まって脳の報酬系回路が活性化します。ストレスが減ることで脳の深い部分にある警戒システムが解かれて新しい信頼のネットワークが構築されやすくなるんです。これが分離志向から共同体思考への脳の進化なんですね。

なるほど。すごく腑に落ちました。例えるなら都市の道路網をアップデートするようなものですね。

論理力とか計算力っていう認知能力が最新のスポーツカーだとしても信頼や共感っていう道路が穴だらけだったらまともに走れない。だからまず脳内の道路を舗装して安心というネットワークを広げないといけないわけだ。まさにそれです。

どんなに高性能なエンジンを積んでいても非認知脳力っていう基盤がなければチームという目的地にはたどり着けません。だからこそ非認知が先なんですね。じゃあ今日から試せる小さな一歩を提案します。

次にあなたが誰かの仕事をダブルチェックするとき間違いを探すんじゃなくて相手の資格をカバーしてあげようと考えながら行ってみてください。その少しの意識の違いがあなた自身の脳のネットワークを進化させる確実な一歩になりますからね。チームの論理的な課題解決を阻んでいる本当の壁は能力の不足ではなくつながりの欠如なのかもしれません。

音声をもとに書き起こしています。

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