
チームをまとめて大きな目的に向かえる脳の使い方とは?
この回の書き起こし
もしメンバーのスキルアップにばかり集中することが実はあなたのチームをバラバラにしている最大の原因だとしたらどうしますか?それは結構ハッとする問いですよね。どうしても目に見えやすい認知能力、つまり個人のスキルとか論理的思考力に頼っちゃうリーダーって多いと思うんですよ。
そうなんですよね。でも今日は現場で日々奮闘するリーダーであるあなたにとってスキルよりも先に目に見えない非認知脳力を高めることがなぜ重要なのかその驚きのメカニズムに迫っていきます。はい、楽しみです。
今回参照するのは大学や研究機関での農科学者としての研究を経て後に起業された岩崎一郎さんと妻であり仕事上でもパートナーであるクレアさんが提唱する脳磨きの資料です。これすごく画期的なアプローチですよね。まずはですね、実際の現場の音声実例から見ていきたいんですが、ある職場でパート従業員の方がひどいカスタマーハラスメントを受けてしまったときの話なんです。
カスハラですか、それは本当につらいですよね。そうなんです。すごく動揺して落ち込んでいて、現場のリーダーは最初この人をどう指導して成長させなきゃってスキルとか対応力の面で考えてたらしいんですよ。
リーダーとしてはついそういう解決策を探しちゃいますよね。でも途中でそれをやめたんですよ。ほう、やめた。
はい。ただ徹底的に相手の心に共感して私が説明するから聞いててねって一緒に考える姿勢に脳の使い方を切り替えたそうなんです。なるほど、寄り添う形に変えたんですね。
そしたら相手も安心しただけじゃなくてリーダー自身にも相手への深い感謝が生まれたそうなんですよ。素晴らしい変化ですね。でもちょっと待ってください。
リーダーの役割って本来は問題を解決することじゃないですか。そうですね。ただ相手に共感するだけじゃカスハラ自体は止まらないですよね。
新しいパーツを足すのではなく配線を繋ぎ直すようなものですかね。その表現すごくわかりやすいです。本当ですか。
その共感の配線を司る部位はどこですか。いい質問ですね。農科学の視点から言うとここで起きているのは単なる慰めじゃなくてある部位が活発に働いているんです。
逃避室です。逃避室ですね。その部位がどう関係するんでしょうか。
リーダーが相手の立場に立とうとした瞬間逃避室がオンになるんです。すると脳は相手の苦痛をまるで自分の痛みのようにシミュレーションし始めます。頭で理解するだけじゃなくて神経レベルで感じている状態になるんですね。
だから相手を修理すべき壊れたパーツとして見るのをやめるんです。なるほど。ここで起きているのは脳内ネットワークの繋がり変化なんです。
脳内ネットワークの繋がり変化ですか。はい。これを小分離思考から共同体思考への脳の進化と呼んでいます。
小分離思考から共同体思考への脳の進化。バラバラだったものが一つのネットワークになるわけですね。そしてこの進化があって初めてチームを導く本当の目的が見えてきます。
それが大義です。スキルのような認知能力だけで人を動かそうとしてもこの共感の配線が繋がっていなければ心からの大義は決して共有されないんですよ。なるほどな。
スキルを磨く前にまずは逃避室を活性化させて共感のネットワークを繋ぐ。これがリーダーに求められる非認知脳力なんですね。まさにその通りです。
そしてこの非認知脳力は体験と振り返りのサイクルで誰でも鍛えることができるんですよ。そうなんですよね。実はこの非認知脳力について体系的に学べる仕組みがあるんですよね。
世界初の脳磨き検定というものなんですが、もし今お聞きになっているあなたがご自身のチームでどう共感のネットワークを築くか興味を持たれたらぜひ受けてみてはいかがでしょうか。それでは最後にリーダーであるあなたにこの問いを送ります。明日もしあなたがスキルではなく繋がりだけでチームを見渡したらどんな新しい大義が見えてくるでしょうか。
音声をもとに書き起こしています。